古典に触れてみる

営業部の香川です。

 最近インターネットやSNSに疲れていませんか?そんな時は本を読んだりするのがおすすめです。学生の頃にはあまり深く読まなかった本も、社会に出てからある程度の年齢になってくると面白さが分かってくるような気がします。夏休みの自由研究で改めて読んでみました。同じ日本語なのに違う言葉にも聞こえます。あら不思議、いとおかし。
 「世に従はん人は、まづ機嫌を知るべし。ついで悪しき事は、人の耳にも逆ひ、心にも違ひて、その事成らず、さやうの折節を心得べきなり。ただし、病をうけ、子うみ、死ぬる事のみ、機嫌をはからず。ついであしとて止む事なし。生・住・異・滅の移り変はるまことの大事は、猛(たけ)き河のみなぎり流るるが如し。しばしも滞らず、直ちに行ひゆくものなり。されば、真俗につけて、かならず果し遂げむとおもはむことは、機嫌をいふべからず。とかくの用意なく、足を踏みとどむまじきなり。」